オランダの日本食
ナインチェミュージアムを出たのは16時半ごろ。だったのだが。

あっ。もしやと思ったがやっぱりセントラルミュージアム閉まってるわ。
なんとお向かいのセントラルミュージアムはすでに閉館していた。

一応営業時間は17時までになってるんだけどね・・・
こちらにはブルーナさんのアトリエが移設展示されており、お土産屋さんもあってミッフィーのグッズを買うことができる。

ブルーナさんのアトリエは前回行ったからいいけど、ショップにはちょっと寄りたかったな・・・
まあここに来るまでにもミッフィーグッズにさんざんお金使ってるから、この時はこれでよかったのかもしれない。
ちなみにショップの方はチケットを買わなくても入れる。立ち寄りたい人は16時くらいまでには行った方がいいかも。
朝からアムステルダム→ユトレヒトと、一日ミッフィーめぐりを満喫したわたしたち。
夜はホストファミリーも一緒に、スッフィーのバイト先の日本食レストランに行くことになっていた。

あーお腹すいた。どんなご飯が食べれるんだろ?


ここだよ。私のバイト先。
正確に言えばバイト先だったお店。

"MOJO"?
もじょ・・・?
なんか日本語的にはあんまりポジティブな単語じゃない気もするが・・・
店内は土曜の夜ということもあってか、大変賑わっていた。
スッフィーはここで約10ヵ月ほど働いたらしい。そういえば最後の勤務の時にみんなにもらったという花束が部屋に飾られていたな。
店内に入ると、バイト仲間たちが次々にスッフィーに会いに来て、本当に良い人たちに恵まれて働けていたんだなぁとありがたい気持ちになった。
それにしても店内の様子は興味深いものがあった。



なんか日本と中国の融合みたいな?
日本食レストランでありながら、厨房はみんな中国人らしい。日本人は一人もいなかったから、スッフィーがここで働くことによって、日本食レストランとしての説得力が増したはずだ(と本人が言っていた笑)。
肝心のお料理だが、定番のお寿司や人気の鶏の照り焼き、エビフライやギョーザや春巻き(日本食?)、キュウリの漬物と思わせておいてのズッキーニの和え物とか、いろんなものがあった。



大部分のメニューに共通しているのは「甘辛」というキーワード。こっちの人たちにはいわゆる「テリヤキソース」が大人気。なんにでもテリヤキソースがかかっていたり添えられていたり・・・
けどそのテリヤキソースには「うま味」というものが感じられず、なんというか砂糖と醤油だけを混ぜてとろみをつけた「みたらしソース」って感じ。「だし」が入ってない。
そういえば機内食で食べた煮物も甘辛だったが、「うま味」はなかったな・・・やはり「だし」が使われてないのだろう。
と、さんざん酷評はしたが、まずくて食べられないものはなかった。お寿司とかは結構頑張ってたほうじゃないかな?シーバス(スズキ)のお寿司とか普通においしかったし。
魚といえばその翌日、私はついに念願だったオランダの伝統の味「ハーリング」を食べることができた。



このお店はカード使えなくて、現金のみのお会計なのでお気を付けください!ハーリングは€3だったよ。
ハーリングとは、生のニシンを塩漬けにしてたまねぎのみじん切りをのせて食べる、オランダの名物料理。
若者はあまり食べないという話もあるけれど、そんなに美味しいものじゃないのかな・・・

わ、めっちゃヌルヌルして食べにくい、これどうやって食べるん??

こうやって尻尾をつかんでタマネギをチョンチョンってつけて、上を向いて丸かぶりするんだよー


なるほど・・・パク

めっちゃうまい!!!
これは予想外の美味しさ!!これ生魚平気な日本人は全員好きなんじゃない?
いままでオランダの料理はパンネクック以外褒めたことなくてごめんなさい。これはぜひ食べてください。
