いよいよ最終日
あっという間にこの日を迎えてしまった。
一方で、オランダに着いてからいろいろ内容が盛りだくさん過ぎて、3日前の事が1週間前にも思える、不思議な感覚。
3日間とにかく分刻みのスケジュールだったけど、最終日くらいは余裕を持って行動しようと思い、朝からスキポール空港に向かうことにした。
お世話になったホテルをチェックアウトして、最後はまたスローテルダイクからオランダ鉄道に乗る。切符を買うのももう慣れたものだ。
車窓から見えるオランダの景色を目に焼き付ける。
もう日本に帰らなければならない寂しさと、帰ったら仕事か…という諦めにも似た気持ち、それから無事に旅を終えようとしている安堵感と達成感。複雑な思いが入り乱れる。
Sprinterに乗って10分ほどで、電車はスキポール空港に到着した。
飛行機の出発は14時半だったが、空港内でもお土産を買い足したりするだろうし、時間を持て余すことはないだろう。何より飛行機に乗り遅れることが怖い。
とりあえず朝ごはん食べよう。
手近にあった「DUTCH & Delicious」という分かりやすい店名に惹かれ、そこに入ることにした。入るといっても広いロビーの一角にあり、壁で仕切られていないオープンカフェ。
「オランダ&おいしい」とは。
ここでもメインはサンドイッチ的なものだった。オランダ名物のクロケット(コロッケ)が添えられているものを注文。店名どおりデリシャスだった。
でも結局オランダに来て食べたものってほとんどサンドイッチだったね。
今回は食にまで気を遣う余裕がなかったのは事実。次回があったら教訓にして生かしたい。
次にお土産屋さんをまわる。
やはりミッフィーの勢いがすごい。
これまでもミッフィーのものはだいぶ買っているが、勢いに押されて最後の最後に小さなぬいぐるみを2つ買ってしまった。おうちで留守番しているミッフィーの大集団にまた新たなメンバーを加えてしまう。
あとは、美術館グッズを少し買い足し、オランダ語で書かれたインテリアの雑誌になんとなく惹かれて買った。それから、レジ横にあったいかにもマズそうなポケット菓子もネタで買い足し。
「Say Cheese」という名前のチーズ屋さん。そうか、オランダといえばチーズだよね、といまさら思い出してゴーダチーズも買った。
荷物は相当な量に増えていた。下手したら倍近く増えてる。
スーツケース1つにぎりぎり入りそうではあったが、飛行機の受託手荷物には重量制限があった。
パンパンに詰まったスーツケースを持ってみると、めちゃめちゃ重い。ハイネケンのビールとかの液体も入ってるからな。
これあやしいな・・・もしかしたら23Kg超えちゃうかも。
2つに分けたほうがいいんじゃない?
KLMオランダ航空の受託手荷物は1つにつき23kgまで。
通常は2つめからは追加料金がかかるところだが、日本行きに関しては、なぜか2つまではOK。
だったら初めから2つに分けてしまった方が面倒がなくていい。
そのために持ってきていた折り畳みボストンバッグが大変役に立った。
ちなみに手荷物を預けた後レシートを見ると「17.8kg」と「4.2kg」だった。分けなくてもギリギリいけたのか。
でもやっぱり分けた方が安心。