さようならナインチェ、さようならオランダ
オランダともお別れかぁ。名残惜しい・・・
そうだね。でも楽しかった~!いっぱいいろんなところ行ったね!
ユトレヒトでは街に根ざしているナインチェを堪能できたし、アムステルダムではいろんな美術や音楽にも触れることができた。
ザーンセスカンスでは牧歌的オランダを楽しんだし、おみやげもたくさん買った。
そういえば財布盗られそうにもなったっけ。今となってはいいみやげ話ができた。
目的は十分に果たせただろう。
でも他にもたくさん行きたいところあったな。
アムステルダムでは「アンネの日記」のアンネ・フランクの家。ナインチェグッズ専門店ももうすこし近くにあったら行ったのにな。他にもいろんな美術館を廻りたかった。
ユトレヒトではドム塔に上りたかったし、オルゴール博物館やリートフェルト設計のシュレーダー邸もこの目で見たかった。
あとはデルフト焼で有名なデルフトにも興味があったし。
デン・ハーグに行って、マウリッツハイス美術館やエッシャー美術館も訪ねてみたかった。
自転車大国オランダを、レンタサイクルで駆け回りたかった。
などなど。あと、もうちょっとちゃんとしたオランダ料理を食べてみたかった。それが私の口に合わなかったとしても。
またいつか来ることできるかな・・・
オランダ遠すぎるよ・・・
来るでしょ。私は来るよ。すごく気に入った。なんならオランダで暮らしてみたいよ。
スッフィーがオランダで暮らし始めたら絶対来ちゃうな。
実際2020年からはオランダへのワーキングホリデーが開始した。
ワーキングホリデーとは、海外旅行とは違い長期滞在の許されるビザで、18歳から30歳なら、オランダであれば最長1年の滞在許可が下り、その間に就学、旅行、就労と生活することが許されている制度。
スッフィーがオランダで暮らしてみるというのは、やろうと思えばできてしまうのだ。
若いっていいなあ。
ラウンジに吊り下げられた大きなアナログ時計。
時計の中にいる人が一生懸命分針を書き換えている。もちろん本当に人がいるわけではなくて、映像なのだが。
スキポールクロックと呼ばれていて、つい足を止めて見てしまう。
この人はずっとここオランダで時を刻み続けるのだろう。
日本には他にもミッフィーやブルーナが好きで、オランダに行ってみたい人がいるに違いない。そんな人たちの背中を押してあげられたらいいな。
そして私もまたこの人に会いたいものだ。
I'd like to see you again!
あこがれのオランダ <完>
おまけ
最後にスキポール空港で買った不味そうなポケット菓子を、職場の学生バイトのお調子者Sくんにあげることにした。
パッケージはメントスみたいな紙製で、赤地に黒の太文字で「LAKRISAL」と書いてある。カバヤのジューシーをひとまわり小さくしたみたいなタブレット菓子のようだ。
お土産買ってきたから食べてね。
あと、Sくんには特別にこれもあげるよ。
え、マジすか。うぇーい、あざっす!パク・・・
・・・・・・
・・・出していいスか?
しょっぱい漢方薬のような味がするみたい。
私の見立てに間違いはなかった。
おわり