せっかくのクルージングだけど

ツアーでついてきた運河クルージングのチケット。

スキポール空港に迎えに来ていた運転手のおじさんから、クルージングのバウチャーを渡してもらっていた。

まずはLind bergh社の観光案内所的なところに行き、当日のチケットと引き換えて、時間になったら乗り場に行くことになった。

17:00の乗船まではすこし時間があったので、周辺を軽く観光。おみやげ屋さんに入ってTシャツなど買った。

運河とカナルハウスの絵がプリントされていて「Amsterdam」のロゴが入っている。これって日本でいえば、たとえば浅草寺の雷門のイラストに「東京」ってプリントされてるみたいなものだろうな。

そんなこと言いながら歩いていると、どこからともなくプンと甘ったるい香りが漂ってきた。葉巻のにおいによく似ている。

これまでも、アムステルダムでちょいちょい漂ってたこのにおい。

オランダにおいて「coffee shop」というのは、大麻を取り扱っている店の事だ。純粋にコーヒーだけを飲みたいときは「cafe」に行かなければならない。

そしてこの「coffee shop」は街角にわりとたくさんある。大麻も合法。売春も合法。文化の違いを思い知る。

だんだんと日没が近づいてきていた。急に風が冷たくなってきた気がする。

時間になったので乗り場に行き、乗船したと同時くらいに、あられが降ってきた。

船はいわゆる屋形船のようになっているので、乗ってしまえば暖房がきいているし、もちろん雨に降られることもない。ちょうどいいタイミングで乗れた。

客席は4～5人ずつのグループで乗れるように向かい合わせになっていてテーブルもあり、各テーブルにはガイドを聞くための機械が備わっていた。日本語のガイドもあった。

暖かい船内、ゆっくり座れるイス、イヤホンから流れてくる心地よい音声・・・

後半は完全によい睡眠時間だった。